【終活】エンディングノートの内容をまるっと紹介

終活とは、人生の終わりを迎えるための活動です。

2009年・週刊朝日に掲載された、現代終活事情が始まりとされています。

終活は、2012年に流行語大賞トップ10にもノミネートされ、いまでは耳慣れた言葉となっていますね。

近年では、人生の終わりを迎えるための活動に、より自分らしく生きていくための活動といった意味も加わり、終活セミナーが人気となるなど、終活を始める人が増えています。

 

ところが、いざ「終活しよう」と思っても、何から始めればよいか、どうすればよいか、分からない人がほとんどですね。

そこで、エンディングノートを活用する人が、定年を迎えた人たちを中心に広がっています。

今回は、エンディングノートについて、やり方、活用方法などを徹底解説いたします。

 

爺ガイ
ワシの人生、とても1冊じゃ収まらないな。
世界で1番美人な嫁をもらい、幸せな人生だった。1行で大丈夫だろ!!
おこ婆

エンディングノートとは?

エンディングノートは、人生の終末期に迎える死に備えて、自身の希望を書き留めておくノートです(Wikipediaより抜粋)。

ひと昔前の終活といえば、遺言が当たり前でした。遺言ほど形式ばらずに、でも家族には希望を伝えたい、といった理由から、エンディングノートが活用されています。

エンディングノートは、街の書店で1,000円程度で売っています。わざわざ買わなくても、パソコンでも無料ダウンロードできるので、簡単に入手可能です。

 

死がいつ訪れるかは、誰にもわかりません。

事故や病気、想定外の事態に巻き込まれることは、年齢にかかわらず、誰にでも起こりえます。

エンディングノートに、ご自身の情報や考えをまとめておくことで、備忘録にもなりますし、万一の際に、ご家族にとって大いに役に立つことは、間違いのないところです。

 

爺ガイ
生まれたときからじゃなくて、好きなことから書いてもいいのぅ。
ワタシと運命の出会い、そして結婚からだね!
おこ婆
爺ガイ
黒歴史は、筆が進まないのぅ。やはり、ピチピチ娘との恋物語かのぅ。
晩節を汚すことなく、秘密は墓場まで持っていくことも必要ですね。
gentle

エンディングノートを書き始めるにあたっての注意点

エンディングノートには、遺言・公正証書などのように、法的な拘束力はありません。

あくまでも本人の希望を伝えるといった位置付けですので、活用には十分ご注意ください。

財産の情報について記載しても構いませんが、財産分与については書かないのがポイントですね。

 

万一の際、エンディングノートがトラブルの火種にならないためにも、可能な範囲で家族と普段から話し合っておくのがおすすめです。

それとエンディングノートの存在と、保管場所を呼んでほしい人に伝えておくことは忘れないでください。

家族に内緒でこっそりしたためたい人は、死後にすぐ見つかる場所に保管しておくことですね。

お葬式やお墓のことなど、せっかく書いたのに活用されなかったら、後の祭りになってしまいます。

 

また、第三者に読まれても困らないよう、キャッシュカードやクレジットカードの暗証番号は記載しないことです。

残された家族は、暗証番号が分からなくても、戸籍などを提出することで金融機関から口座凍結を解除できます。

 

エンディングノートは、記載項目がたくさんありますが、どこから書き始めても大丈夫です。ご自身のペースですすめるのが、全部やりきる秘訣ですね。

すべてを文字で書くことはせず、パソコンデータにまとめて、保管場所を書いておくのも便利です。

あとは、日付は忘れずに書くこと、何度書き直してもOKです。

そして、誕生日や結婚記念日など定期的に読み直したり、書き足したりしていくことで、徐々に完成させていくのがおすすめです。

エンディングノート=自分史・自分自身に関する情報

ここからは、一般的なエンディングノートの内容を紹介します。

基本情報

この項目を記載することで、備忘録としても役に立ちますね。

・氏名(旧姓)

・生年月日

・出生地

・本籍

・住民票上の住所

・電話番号

・勤務先

・健康保険証

・運転免許証

・基礎年金番号

・パスポート

履歴書(学歴・職歴)

職歴を書くことで、年金の内容を確認するのに役立ちます。

遺族が葬儀の連絡をするときにも活用できますね。

健康状態・病歴

単身者の場合、救急で運ばれたときなど、適切な治療を受けられる可能性が高まります。

延命治療、臓器移植の希望なども、記しておくのがよいですね。

・身長、体重、血液型、アレルギーの有無など

・かかりつけの医療機関

・過去になった大きな病気、怪我

・現在の持病、常用している薬など

預貯金

金額、暗証番号は、トラブルの火種になりかねませんので、絶対に記載しないほうがよいです。

どこの金融機関に口座があるさえが分かれば、あとは何とかなります。

・金融機関名、支店名、口座種類、口座番号

有価証券(株式)

証券会社さえ分かれば、あとは何とでもなります。

そのほかの金融資産

・純金積立、プラチナ積立、ゴルフ会員権など

・貴金属、美術品、宝飾品など

・貸金庫、レンタル倉庫、トランクルームなど

不動産(土地・建物)

安易に単純相続すると、財産のはずが負動産となっていて、遺族に迷惑をかけることになりかねません。

抵当権の設置、名義人、借入金など、負債については明確にしておくことがポイントです。

・不動産の内容(種類・所在地・登記簿記載内容・抵当権の有無、固定資産額の評価額)

年金

死亡時の連絡が漏れてしまうと、遺族に迷惑をかけかねません。

公的年金はもちろん、私的年金(企業年金・個人年金など)も記載しておきましょう。

保険

せっかく保険に入っていても、遺族が請求できなければ、無駄になってしまいます。

保険会社名、証券番号だけでも、一覧でわかるようにしておくのがよいですね。

ローン・借入金

遺族にとっては、一番大切な情報です。

死亡すると、基本的に一括での返済を求められます。

資産よりも、負債が多いと、相続放棄するのが普通です。

もし、負債を知らずに相続してしまうと、遺族が路頭に迷う可能性もあります。

・住宅ローン

・教育、自動車ローン、知人からの借金

・借金の保証人

家族

単身世帯のひとは必須項目です。

最低限として、名前、続柄、連絡先ですね。

家・親族

家系図や宗教(宗派)、菩提寺を記しておくと、お葬式の際などに遺族が助かります。

夫・妻の親戚の連絡先まで把握している人は少ないものです。

手がかりがなにもないと、年賀状などでしか判断できず、連絡できない可能性も考えられます。

友人・知人

危篤の際や、お葬式にきてほしい人だけでも、氏名・連絡先を記入しておきましょう。

交際範囲の広い人は、各団体、サークル、同窓会の連絡先も記しておくのがよいと思います。

介護・看護

ご自身での判断が難しいときに、どうしてほしいかを明記することによって、家族の負担を減らすことができます。

介護をどうするかは、本人・家族にとってとても大きな問題です。

家族に負担をかけたくないのでしたら、健康なうちに、介護施設を見学しておくのがおすすめですね。

・介護をお願いしたい人

・寝たきりになったときの対応

・介護に関する要望、費用

・財産管理の依頼先

・病名、余命の告知

・終末医療(ホスピス)に関する要望

・延命治療の希望

・臓器提供の希望

ペット

自分が世話できなくなった時にどうするかを、あらかじめ決めておくのはペットに対する礼儀でもあります。

誰か飼ってくれるだろう、といった安易な考えは、遺族の負担になりかねません。

葬儀

葬儀をどうするかは、遺族にとって大きな問題です。

下記の通り、葬儀には決めなければならないことがたくさんあります。

ベストは、本人が生前に葬儀業者と契約(予約)しておくことですね。

・宗教、宗派

・葬儀の場所

・形式

・規模

・費用

・喪主

・世話役

・弔辞

・戒名

・遺影

・死装束

・香典、供花

・祭壇

・副葬品(棺に入れてほしいもの)

・死亡通知

・香典返し

・返礼品

・会葬礼状

墓・納骨

お葬式と並んで大きな問題です。

どんな墓がよいか、場所はどうするかなど、できるかぎりご自身で決めておくのがスマートです。

・希望する墓(先祖代々の墓、納骨堂、樹木葬など)

・墓の場所

・墓石

・分骨

・散骨(自然葬)

・墓、納骨にかかる費用

遺産・遺品

法的な効力はありませんが、記載しておくことで、無用なトラブルを避けることも可能です。

・遺産

・形見分け

・所有物の整理

・日記、写真、データなどの処分

遺品整理は思いのほか、遺族に負担をかけてしまいます。

できるかぎり、生前のうちに、思い切って断捨離することをおすすめいたします。

趣味・好きなもの・大切なもの

好きな食べ物、好きな色などを記すことによって、供養の際に遺族がお供えしてくれることでしょう。

自分史(年表)・思い出・エピソード

葬儀の際、喪主が弔辞を読むのに役立ちます。

自身の歴史を振り返ることで、過去のことを思い出し、これからの人生をよりよく過ごしていくきっかけになるかもしれません。

メッセージ

これまでの人生でお世話になってひとたちへ、メッセージを残すのはとても意義のあることだと思います。

死に際に全員と会うことは不可能です。

いつか会って伝えようとしても、叶わないかもしれません。

普段面と向かって感謝を伝えられないも、家族にだけは、メッセージを残すことをおすすめいたします。

まとめ

エンディングノートは、内容が多いですが、書けば書いた分だけ、残された家族に役立つことは間違いありません。

思い立ったが吉日、との言葉もあります。

一気にやってしまおうとはせずとも、少しずつ時間をかけて、ご自身の人生を見つめてみることをおすすめいたします。

-終活・認知症

© 2020 非常口